経営者が抱える経営課題。 | 表参道ではたらく『営業女』

経営者が抱える経営課題。

休日だけど、いきなり難しいタイトルですみません(笑)


とても興味深い統計があったもので。。


従業員数200名以下の中小ベンチャー企業経営者400名を対象とした、

「経営者の抱える経営課題」に関するアンケート結果です。

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「対策を検討している経営課題がある」と答えた経営者は66.3%

その具体的な課題

「売上が思うように伸びない」(81.9%)

「いい人材が採用できない」(24.2%)、

「社員の成長スピードが遅い」(14.0%)、

「マネジメント層が不足している」(10.9%

など売上げ人材に関する課題が挙げられた。

また「売上が思うように伸びない」ことに悩む経営者のうちの69.6% がその原因を「営業力不足」と認識していた。

「現在の売上に満足されていますか」にYES と答えたのは8.5%

その売上伸張理由は、

「競合が少ない」(41.2%)

「商品の品質や性能が良い」(32.4%)

「営業方法に自信がある」(29.4%)など、マーケティング戦略が勝因であることが分かる。


一方、91.5%を占める「売上に満足していない」企業は、

「社長、役員が営業の一線で活躍している」(43.4%)、

「売上が一部の業界、クライアントに依存している」(38.3%)、

「売れる人材と売れない人材の差が大きい」(13.7%)などの現状にあることがわかる。


また、売上に関する質問では

「トップ営業マンは社長である」(64.8%)、

「ほぼ社長と役員とで売上を上げている」(14.2%)、

「トップ営業マンは役員以上の役職者である」(10.5%)が上位に挙げられた。

以上の結果より、中小企業の81.9%が「売上が思うように伸びない」ことを課題とし、その69.6%が原因を「営業力不足」であると認識しているにもかかわらず、64.8%は「トップ営業マンが社長」であり、9割の企業が売上を役員以上の役職者で作り上げている。しかし、「『社長は営業活動から離れるべきだ』と考えている」経営者は22.2%にすぎない。つまり、自社の営業力不足に悩む経営者の多くは、自身が営業活動に励むことで現在の営業力を維持し、営業力不足を解決する方法を模索しているという課題が読み取れた。

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以上、ワイキューブ プレスリリースより抜粋。


むふふ・・・これは、私の営業トークに使えるかも・・笑


しかしですねー、すごくよく分かります。この現状。。

経営課題を抱えながら、悲しいかな、それと逆行することをしている(せざるを得ない?)経営者。

私が営業に行く会社でもよくある状況です。


営業現場でトップだった人が起業することは多いです。

確かに、起業当初には、その営業力は非常に役立ちます。

でも、会社を大きくしたいのなら、いつまでも経営者が現場でのさばっていてはいけないんですね。

経営者は現場を離れるべく、次のステージへ。。

マーケティング戦略であったり、売れるシステム作りだったり、人材育成だったり。。

自分ができない部分は、デキる人を使うとか・・ね。


一部のデキる人間の力量に左右されないシステムを作れるかどうかが、会社として次のステージに進めるかどうかの分かれ道になるんだと思うのですよね。


とある企業の社長さんが言っていた言葉を思い出します。


「会社で最も要らない人間は、社長である私なんですよ。

私がいなくなっても会社の売上げには響きませんから。。」

 

完璧なシステムを作ったからこそ言えることでしょう。

でも、その反面、ちょっぴり寂しそうにも思えました。。